子宮内膜ポリープを見つけて

”ポリープがあると言われました!!”

 

子宮鏡検査で見つかることもあれば、超音波エコーで見つかる場合もあります。エコーで見えるものなのか!!と思いますが、分かる先生には分かるものなのでしょうか…すごいですね。。

 

ではでは…ポリープがあると何が問題なのか。

着床の妨げになる可能性があるので、ポリープのある場所によっては切除することがマストです。特に問題ない場合は手術に踏み切ることはあまりないかと思いますが、クリニックの先生の判断によるところが大きいのかもしれません。

大きさは様々で、1cm満たないものやそれより大きいものもあり、数も1個の場合もあれば複数の場合もあります。

たとえ1個であっても、妨げになる可能性がある場合はもちろん手術で切除することになります。子宮鏡で行うポリープ切除手術は、短時間で終わるので日帰りで済む場合もあります。

 

ポリープを2つに分類すると…

・ぽつんとある1個の、単発性

・小さいのが複数個ある、多発性

二種類があります。

 

単発性のポリープの方が圧倒的に多いと思います。この手術は単純に、1個1個切除していきます。

では多発性は…

文字通り、たくさんポリープがあるこのパターン。この場合は1個1個とってるといつ終わるのか分からないので、子宮内掻爬術で処置します。

興味があったので手術後のお写真を患者さまに見せていただく機会がありました。

なんというか、ラズベリージャム?

(お食事中の方、すみません。。)

すごい量というか、数・・・?

 

この患者さまの場合、以前にも単発性のポリープ切除は行っていてそれから1年ほど経ったところでした。最初は単発だと見間違えられていたポリープは、よくよく経過を診ていくと多発性だと言うことに後々判明したのです。

多発性でかつ、あまりにも小さいポリープだと内膜が厚くなり始めると隠れてしまいます。生理が来て内膜が脱落し、そのタイミングを見計らってエコーを診たら…子宮一面にぎっしりとポリープが見つかりました。

(話している最中は、それはそれは寒気が止まらない…)

 

子宮内膜ポリープは、再発しやすく早い方だと3ヶ月で発見されていました。手術方法と、やはりポリープに慣れていらっしゃる先生が良いのか、都内でもそのクリニックで手術すればまず再発しない…そんなクリニックもあります。

手術して次の移植で妊娠できればいいけれども、数カ月かかるとポリープの再発が怖いものです。再発が先か妊娠が先か…。。

子宮鏡検査はなるべく定期的にやっておかれることはとても重要で、ポリープがあるだけでせっかくの卵が台無しになっている場合があります。

そうならない為にも、定期的にポリープチェックは欠かせないと、ここ最近感じました。

妊娠できない原因を潰す意味でも、子宮鏡検査お勧めします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です