問題なくてもホルモン補充?

ホルモン値が安定しないと移植できない件。

結構、ホルモン値が整わなくて移植できないパターンや移植までに何日もかかる方がいらっしゃいます。

 

せっかくここまで来たのに移植できないのも辛い・・・

 

移植も、自然周期とホルモン補充周期の2パターンがある。(大分類では)

大きな違いは、

自然周期:排卵する

ホルモン補充周期:排卵させない

そういう理解の仕方が一番分かりやすいかと思います。

 

今までもこの内容は何回か書いたことがあるので下記もご参考に↓↓

ホルモン補充 or 自然周期

自然で何も薬を使わず様子を見ていると、誰しもそうですが毎回14日目で排卵するものではありません。

排卵日が”○日”ってはっきり分かるものでもないので、排卵が近い状態(卵胞の大きさだったり、E2の上がり具合だったり、LHの数字などなど)になるまで何度も通院しないといけなかったり・・・。それも状況によっては困りますね。

なかなかうまくいかない場合次の移植は、フェマーラ(レトロゾール)やクロミッドを飲むことで、ある程度卵胞の成長を促すことで排卵日が定まりやすくなる可能性が上がります。要は排卵を自力でできれば移植に駒を進めることができるので、飲んじゃった方が早いかもしれません。

その点、上記の様なお悩みは全くないホルモン補充周期。

スタートから大量投入のクリニックもあれば、少量からスタートするクリニックもあります。

断然、心配のないホルモンバランスはどっちかというと、やはり大量投入の方が安定感は抜群です。E2も数値も十分すぎるくらい上がるし・・・E2って一見どうでも良さそうなホルモンですが、妊娠するためには欠かせないものです。このE2のおかげで、子宮内膜も厚くなってくれます。そこまで補充が多くない場合だと、子宮内膜が10mm超えることはなかなかないですが、ホルモン剤の量のせいか13mmや15mm超えの方もいます。薬ってすごい。。

あとはP4もしっかり上がってくれるので、移植後も安心ですね。見えていないところでP4が下がっている場合もあるので、前もって補充できるのは安心です。

判定日の採血結果で、まさかのE2もP4も足りない!!みたいなことに遭遇することがあります。やっぱり、補充しておけば良かった・・・そう思うこともあり。

卵に問題がなくとも、そういったホルモンの状態で妊娠できなかったなんてそんなもったいないことはないですよね。

あとは、目に見えているものですが。。

排卵日もいつも変わりがない。(1日ずれるくらい)周期もホルモン値も安定している。そんな方でも何回移植してもダメだったことが多々ありました。クリニックの方針で、問題なければホルモン補充はしてくれないところもあります。確かに問題なければ補充の必要はないですからね。。でも、うまくいかない。

良い胚盤胞も何回ダメになるんだ・・・という感じでした。もうどうしようもなかったので補充してくれるであろうクリニックへ転院。(事前に相談には行かれていたのでスムーズに進んだ)1回目の採卵、1回目の移植であっさりうまくいきました。結構長く補充していた気がしますが、薬のおかげ?で妊娠継続も問題なく進んだので安心しました。

ホルモン補充はできたらしたくはないと思うんですが(薬多いと体は辛いですし、妊娠してからもしばらく継続・・・)、補充することによって安定するのは間違いなさそうです。

自然周期でなかなか結果が出ていない場合は、問題がなくても補充した方が着床の可能性は上がるかもしれません。

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