流産=不育症ではない?

2度の流産を偶然と考えるか、それとも何か原因があるのか。

クリニックでは、何回流産したら不育症とか。染色体検査するか等。状況に合わせて検査をしていきます。

 

心情的なものを含めて、どうにも立ち直れない場合もあります。解決策はなく、辛い時間が過ぎるのを待つしかないものです。

 

不妊治療されている方を多く診ている私としては、流産に立ち会う場面はかなりの数です。

決して少なくはないです。

複数回を超えている方、初めての方、23回とされてる方…もはや何が原因なのか、わからないものです。

 

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事前に異常があるかを調べる方法もあります。

今話題の着床前診断ですね。

胚盤胞から一部生検し、染色体の数を検査するもの。

 

流産の原因の一つに、染色体の数の異常が挙げられます。

最近、検査をしてくれるクリニックも増えましたね。

移植して着床に至らず辛い思いをするよりは、検査して問題ないものを移植するという考え方も良い部分はあります。

精神的にも、時間的にも。

(この検査も諸々、リスクはありますけどね…。)

 

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不育症。

これもまた、よく分かっていないものの一つです。

血流を良くすることで、着床しやすくする。アスピリンとかバファリンの類ですね。

これを飲んだから妊娠継続できたのか、別の問題がクリアされたのか。

不育症ははっきり分からないけど、とりあえず薬を飲んで妊娠に至った方は多いかもしれません。

 

ヘパリン注射も然り。

(ヘパリンも血流を良くするものです。)

48歳の患者さま、ヘパリン注射を打って現在8ヶ月です。

前回はヘパリンなしでしたが(この時は胎嚢確認後に流産)、今回はヘパリンありで臨みました。

なんとか出産まで、頑張ってほしいものです。

 

たまたま偶然が続いている方もいますし、薬などを使用してうまく行かれた方もいらっしゃいます。

あとは、ホルモン補充周期で移植したらうまくいかれた方や、複数個・2段階移植で着床した方などもいらっしゃいます。

 

方法を変えてやっていくことで、結果に繋がる可能性は高くなります。

 

あとは、やっぱり血流ですかね。

 

栄養豊富な血液が流れていないことには、赤ちゃんもご飯が食べられませんからね。

 

妊娠しやすいカラダ作りを目指す上で、”血流”は切っても切れないものです。

 そういった意味では、鍼灸も意味があるのではと個人的には考えています。

 

それではまた次回!

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