凍結確認と採卵日までの期間
3者3様ではありながら、3人ともが採卵できたのは今まで初めてかもしれない。
そのうちのお一人。
毎回3個採れる患者さまは、やはり3個採れた。そして、2個受精した。表面上精液所見が悪いわけではないけど、精密に調べたところDNA損傷が多いようで、精子は選別されその後顕微受精にて受精。以前のクリニックからなかなか受精がうまくいかず、顕微受精もダメでした。でも精密にふるわれた精子であれば顕微受精も割とうまく進んでくれている。ただ、胚盤胞にならないのは何でだろう・・・と言う不思議。複数採れたら1個移植、その他は胚盤胞の培養してきたけどいつも桑実胚でストップしてしまう。いつも育ちのいい胚を分割で止めてたのもあるから、今回は始めから胚盤胞まで培養。結果がどうなるか、期待してしまう反面、やっぱり分割胚にしておけばよかったと思うとよく患者さまから言われます。
胚盤胞までの培養ってどうしてこんなに長いんでしょうね。。
転院して初の採卵周期に入られた患者さま。
14日目でも採卵が決まらず、不安なご様子でさっきLINEがきました。
E2が140、FSH:6、LH:3。なかなか決まらない。レトロゾールで刺激だと、E2はなかなか上がらないものなので(お薬の性質上)仕方ないところもありますが、やや遅い印象。今まで高刺激のクリニックにいらしたので比較が難しいですが、それでも3個ほどは見えているようなのでうまく育ってほしいものです。しかし14日目でもなかなか育たないこと思うと、当事者としてはいても立ってもいられないと思います。
なかなか育たない卵胞を待つのも心身ともに疲弊しますよね。
異なる2つの”待ち”が、結構しんどいものですね。移植後の判定日もそれに当たるかと思いますが。
実際の患者さまが一番しんどいとは思いますが、待つ程しんどいものもないですよね。
お二方のご連絡が吉報であることを願って。