ビタミンDを摂りましょう
不妊治療のクリニックにて。
「ビタミンD」
検査するところが増えましたね。
あまりメジャーではないこのビタミン。単体でこれを飲もう!という方はあまりいらっしゃらないかと思います。
なので、ドラッグストアでも販売されているのを見たことがありません。
ビタミンDは、骨を丈夫にするホルモンです。
日本人はビタミンDが不足しているので、やはり摂取は重要です。
不妊治療で注目され、検査を受けられる患者さまが増えました。
食品でいうと、シャケやしらす干し・きのこ類に多く含まれています。
私が診ていた患者様で、築地から毎日あん肝を取り寄せていらっしゃる方がいました。
(痩せていて、低コレステロールだったのであえて止めなかったです。)
あん肝が、ビタミンD含有量トップではあります。
これから冬に差し掛かってきますので、あん肝を食べる際は少量召し上がっていただければと思います。
(脂肪の塊なので、気をつけて食べてください。)
話を戻します。
ビタミンDは、
卵子や精子の形成、着床・妊娠経過への影響など、様々な面で生殖と関わっているそうです。
なぜ?という理由がぼんやりしておりますが、
ビタミン濃度が低値の方は体外受精での妊娠率が低下するという論文が出ています。
不育症の場合も同様のことが言えるそうです。
食品も重要ではありますが、日光を浴びることでの皮膚吸収がビタミンD摂取に効果的です。
ただ、最近の夏は特に紫外線が強くあまり直射日光を浴びることを良しとされない部分もあります。
最も効率が良いのは、サプリメントを摂取することかと思いますので、まずはクリニックで検査をしてみて足りない分を補う形で処方していただくこと。あとは足りないだろうことを見越して、ドラッグストアでサプリメントを購入するのが良いかと思います。天然型のビタミンDであれば危険は少ないので安心かと思います。逆に活性型のビタミンDは副作用の危険性があるので、これはきちんと処方していただく方がよいかと思います。
病院で検査をすることでより詳細に分かるので、なかなか妊活が進まない方は是非受けてみてください。