7年越しの妊娠①
コロナコロナで、飽き飽きしていた今日この頃。
患者さまから吉報が!!
”陽性です、ちょっと数値低いけど…”
hCG:84.5
下記の患者さまです↓↓
まぁ、あれだけ薬飲めばうまくいくんじゃないかと思っていましたが、ようやくうまくいって一安心です。
もう7年ほどでしょうか。
体外受精歴も7年となると、うまくいくことに慣れていないという不思議な状態です。
うまくいってほしいと、妊娠したいと思ってやってきたけど、いざうまくいくとゴールを見失ったようになってしまいます。
クリニックも4件目。
年齢も44歳、そろそろうまくいってほしいところでした。
最初のクリニックでの治療から、高刺激のクリニックに行かれていました。
ご主人さまは単身赴任で地方にいらっしゃいましたが、採精には協力的でできる限り東京に戻っていらっしゃいました。なんと協力的なんだろうと…、当時からずっと思っていました。
採卵も複数個できるし、受精もする。初期胚にももちろんなるけど、胚盤胞にもなる。
ただ、移植してもうまくいかない。それが何回か続き、2件目のクリニックへ。
うーん。。2016年頃は人気だった中~高刺激のクリニックです。
ここに行けばうまくいくんじゃないかなと思って、刺激方法も変えましたが採れる個数も受精も何もかも特に前のクリニックと変わらない。
ERA(子宮着床能検査)も問題なし、子宮鏡検査でも特に何もなし。
続けて治療を進め、4年前陽性が出ました。
ホルモン補充周期の、胚盤胞移植でした。うまく進んでいてのですが、hCGが高い。
最初双子だろうかと思うくらい高かったのを覚えています。
その後、胞状奇胎(ほうじょうきたい)であることが分かりました。
※胞状奇胎:異常妊娠の一つ。異常な受精卵が増殖したもの。子宮は正常な妊娠に比べると、かなり大きくなる。超音波で確認できる。
子宮内容除去手術を行っても尚、なかなかhCGが下がってくれず、もう一度手術。
そこからだんだん下がっていきましたが、そこから6ヶ月休むことになりました。長かったです。
半年の休みを経て再開…
何もできない期間は長い…
そのクリニックで凍結していた卵はあったので戻すもなかなかうまくいかず。
初期胚2個戻し、胚盤胞2個戻しともうやれることは全てやり切りましたが…かすりもしない。
またここで採卵するか、あるものを戻すのか。
とはいえ、モチベーションを落とすのも嫌。
考えに考えて…と言いたいけど、不妊治療ってすぐに次がスタートするので考える猶予がないんですよね。(されている方はよくわかるかと思いますが…)
もう考えてる暇はない、次に賭けよう。
結局2個初期胚を残して、3件目のクリニックへ行きました。有名クリニック、うまくいくかなぁ…
ここで最後にしたいと思いながら。
続きはまた次回書きます。