空胞に異常受精が続く

異常受精

3回目の正直でうまくいって欲しかったのですが・・・

 

43歳。スタートが42歳で、1回目の移植で陽性が出て、なかなかその先進めず9週で流産。

そこから何周期かお休みし、採卵を再開したのですが上記のような感じで結果が出ません。

 

ホルモンの値自体はそこまで悪いことはないですし、AMHも1以上あるので状況としては悪くないです。

流産後の状態がというのは以前もブログで書きましたが、流産後の採卵は確かにあまり状態は良くないです。

この方も、去年末に流産をされそこから生理が順調に戻るまでに3ヶ月かかりそこからさらに1ヶ月経ってから再開し始めました。

1回目は、2個育ってきてのを2個とも採った結果、1個は成熟卵、もう1個は未成熟卵でした。

未成熟卵はやはり育たず、成熟卵を受精させようとしたら成長が止まっちゃったんです。

 

次こそはの2回目。

同様に2個育ち、採卵したものの2個とも空胞でした。またダメなのかという落胆さもですが、まだ次回と思えたようで

自分なりに運動してみたり、お食事を頑張って自炊を増やしたりと頑張っていらっしゃっいました。

 

今回の3回目。

やはり今回も2個育ち、今まで以上にE2の数値も上がり表面上は良いように見えたので期待した部分もありました。

2個育ち、2個採れて今回は2個とも顕微受精することになりました。精子の状況から見るとやや運動率が低いことから

顕微受精を勧められたようでそちらをトライすることになりました。

患者さまも顕微ならうまくいくと思うと意気込んでいらっしゃったのも怖かったのですが、受精はしたけど異常受精

というまたもや結果としてはダメな方に転じてしまいました。

 

異常受精

本来核というものが2個見えていれば正常受精で、その2個というのは卵子由来・精子由来からなっています。

本来は2個ですが、たまに1個の時もあり、異常と思われがちですがそれでも胚盤胞に到達することもあり、出産まで可能な場合もあります。(1つの場合でも、PGSを行って問題のない胚も結構あるようです)

異常受精は3個以上核が見える時を指し、4個・5個の時あります。

 

異常受精の確率って実はそんなに高くはないですが、4〜5%くらいの確率で起きるようです。

防ぐ方法が難しいところですが、毎周期確実に採れるかというとやっぱり難しいです。

 

続けて採卵が合わないパターンもあるし、続けてやった方が良い方もいらっしゃいます。

冒頭の患者さまは少し休むことを視野に入れていますが、また生理が来てから考えてみることにし、もっと言えば周期はじめの通院日のホルモン値や卵巣内に卵が見えているか、AMHの数値で決めるでも良いかなと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です