男性不妊のおふたり

“男性不妊”

いらしている患者さまのご主人さまも、積極的に精液検査を受けていらっしゃいます。

 

妊活をしていく中で、

女性側はもちろんのこと、男性側も検査をするのが当たり前の世の中になってきました。

それだけ不妊治療も、色んなことが明らかになってきた部分が多いんだと思います。

 

私の友人の話です。

2人の友人ですが、共に人工授精までステップアップしていました。

もっと精密に検査(精子)をしたところ…

一人は、精索静脈瘤。

もう一人は、乏精子症。

 

最終的に、

一人は精索静脈瘤の手術をし、なんとか人工授精で妊娠。

個人差はありますが、精液所見は術前後でかなりの改善傾向にありました。

制作静脈瘤の手術をすることで、自然妊娠できるほど状況が良くなる方もいます。とはいえ私の印象としては、手術したのに何も変わらない方もいます。(男性不妊の検査を細かくやっていくと、なぜか制作静脈瘤と診断される方が多いです。乏精子症・運動率低下の35%が制作静脈瘤で、2人目不妊だと78%が制作静脈瘤なので原因としては割合多いのですけどね…。)

もう一人は、サプリメントや漢方、あらゆることを試してみたもののあまり改善は見られず、最終的に顕微授精にて妊娠。正常形態精子が少なく、濃度も低く、さらに奇形率が高いことから顕微授精一択でした。

この二人のご主人。

実はまだ20代で、あまり原因があるとは到底思えなかったんです。

この内容、実際の患者さまの中にもよくあるお話の一つです。

やっぱり、タイミング法・人工授精でなかなか授からない方はしっかりと検査をしてみても良いかと思います。

 

あとは、

日常生活でできることとして。

ある論文によると、精子が少ない方(乏精子症)は、お肉や甘いものを摂る方に多いそうです。

最近男性も甘いもの好きな方、多いですよね。

やめる必要はありません。

お肉のたんぱく質や、甘いものである糖質も体にとっては必要なものです。

食べすぎているかも…と心当たりのある方は控えてみるのもよいかと思います。

逆におすすめは、お魚や鶏肉、豆や玄米など。

お魚は、イワシやサケ・サバなど。このあたりが特におすすめです。

できることから実践していただければと思います。

 

お野菜も食べましょう。

 

日常生活はその後の結果に大きく関わってくるかと思うので、是非お試しください。

(できれば検査も)

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