“私は妊娠できない”という不安

しばらくぶりの患者さま。

治療歴は浅いながらも、何だか長引きそうなのが不安なところ。。

これから治療再開されるようなので、見届けたいと思います。

 

さて。

過去の採卵結果を見ても、採れた数は5・6個。薬は少なめのクリニックなので、採れる数は少なめです。(内、未成熟卵が半分を占めている。)

それでも過去3回の採卵で1回は胚盤胞になり、移植したけどそれは陰性。(これは成熟卵での胚盤胞)

 

そして、はじめから懸念されていた問題である黄体ホルモンが足りないという点。

薬が少なめのクリニックなので、処方される薬(ホルモン剤)も少なめ。移植前は足りていても、数日経つと薬を入れているにも関わらずP4下がってくる。今回BT-4で、P4が下がっていました。

※P4:プロゲステロン。高温期に出るホルモン。別名:黄体ホルモン。

 

あとは採った卵の状態。スタートからLHもP4もやや高め。どうも卵の成長が遅い…と思いきや、急に排卵しそうになるということが続いていました。20㎜を超えてもE2はたいして上がらず、クリニックの先生も不思議な様相だったようです。

とにかく…採った後の状態が良くない。。

今回トライしてみてダメだった場合は、クリニックを変えてみようかなというお話でした。

今のクリニックが悪いわけじゃないだろうけど、患者さまがどんどん”私は妊娠できない気がする”と気持ちが落ちてきてしまったので、これは危険だ!と。

ご年齢的にも妊娠が難しい訳じゃないけど、このままだと妊活をやめてしまい兼ねない状態でした…。

 

実際、似たような方は何名かいらして。

卵胞は育つしホルモン値も上がるけど、何だか最後トリガーやった後がいまいち。。成熟卵はやっぱり採れず、もうすぐ成熟卵になりそうな卵か未成熟卵しか採れない。その後はどうしても、胚盤胞になるのはハードルが高く難しいもの。

お薬少なめなクリニックに行かれていましたが、次は真逆の刺激系に転院する予定です。中刺激くらいか、高刺激かで悩ましいところですが、ガッツリ採れる可能性と黄体補充をしっかりしてくれるであろうクリニックが次はいいかな…とお話していました。

うまくいかないと妊活をやめたほうがいいような気がしてくるのは、それは年齢関係なくみんなそうだと思います。でも、うまくいくかどうかは自分自身の問題も間違いなくあるし、それは卵子側なのか子宮側なのか、または精子側なのか、要因はたくさんあります。それとは別に、治療方法が合っていなければ結果に繋がらないのも確かです。

たくさんの方が妊娠している、それをブログで見たからそこに行こう…

これはすごく危険です。その方にとって良いクリニック(妊娠できるかどうかという意)かどうかは、他人の感想によって当てはまる訳ではないです。

みんな、月経周期も生活環境も異なる訳だし、性格も異なります。

あなたにとって合うかどうか。

うまくいかなくて悩んでいる方は、一度立ち止まって考えてみてください。

必要なものはうまく利用してみて、一番の近道を見つけましょう!

 

どこかに方法はあるはず!

 

[btn]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です