採卵にまつわるお話

採卵が続く今日この頃です。

FSHの高い方もいれば、AMHが低い方もいて、とはいえ採卵結果ってあんまり相関しないなと思うことが多々あります。

 

例えば、FSHが50スタート(D3)の方。

薬なしで様子見。1週間経つとFSHが落ち着きE2が上がる。(FSHで卵を育てる。そうするとE2は上がってきます)

さらに1週間後、数値が変わらずまたFSHが高くなる。(卵が育たなければ自然とFSHが上がるのでまぁ仕方ない・・・)

そのまたさらに1週間後、E2はそこそこ上がってきたので、2日後採卵に。(E2が上がればLHという排卵のスイッチも入る)

生理開始D26で採卵なので正直遅いといえば遅めの採卵です。一般的に採卵までにあまり日数がかかると卵の質が悪いと言われたりするので、よくないといえばよくないのかもしれません。ですが、いつも14日目あたりで採卵できている方が20日を過ぎて採卵する場合は、確かに質に関しては何とも難しいところです。

質というもの自体、何を定義にするかは難しいです。受精しない場合もあるし、分割しないこともあり、胚盤胞にならないこともあります。それを持ってして質が悪いというのかは分かりませんが、採る時期が遅くても受精も問題なくしてくれることもあるし、胚盤胞にもちゃんとなっています。

ただ、いつものより○○は危険かもしれません。いつもより早い、遅いは経験上あまり良くない傾向にあります。確率の話ではありますが、あまりいつもと時期がずれる場合はお勧めしづらいところです。

いつも高いなら、それはそれで悪くないかと。

 

他にも、精子の数が少なく運動率が悪いから顕微受精にすると全く受精しなかったり。

これも不思議なんですけどね。精子所見で見るとどう考えても顕微受精にすべきなのに・・・うまくいかないってことがあるんですよね。ふりかけにするとうまく受精してくれるので良いのですが、所見的には顕微だよねと思う。でもこの逆ももちろんありました。顕微しか受精しない、精子はたくさんあるのにというパターン。これも不思議ですが、やっぱり合う合わないがあるのかもしれないので、決して所見だけで決めるのはリスキーかなと思います。

一見うまくいかないような気がしていても、うまくいくパターンがあります。

ただ、いつも大体こういうパターンだというのってみんなあると思うんです。それを大きく逸脱するとうまくいかないことがあるかと思います。

状況を見極めつつ、良い方向に選択できたらと思います。

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