不育症の難しさ
hCGは下がった。
(hCG:妊娠すると出るホルモン)
でも心音も確認できたし、胎嚢も成長している。
もう駄目なのかも…と、不育症の検査を検討する日々。
1番お辛い時期です。
成長してるのに、望みが薄いこと。
通われているクリニックでは、
不育症の検査を受けたくとも紹介状を書く条件が決まっており書いてもらえないという状況。
4回流産で紹介状を出してもらえる…?
4回も辛い思いをして、検査行くんだ。。
流産したことがある方にしか分からないこの心境。
流産自体したくないのに何度もしないと先へ進めない今の状況。
この患者さまは、2度目の流産。
あと2回も??
年齢は40代もうすぐ半ばなのに、時間も勿体無い。
不安と焦りが続きます。
不育症は扱いがとてもとても、難しいです。
不妊が簡単なわけではないですが、非常に難しいです。
たくさんある抗体など、数値が若干低いものや高いものもあり、それがどの程度薬でカバーできているのか分からないものです。
よく患者さまから言われることですが…
あの時アスピリン飲んでたから、うまく行った?
ヘパリン打ってたから、継続した気がする。
プレドニン飲むとhCGの反応が出る。
とか。
“何となく、うまくいった”
そんな印象が強い、不育症の対策。
あとはメンタル面。
何度も流産して平気な人はいないし、うまくいかないことが続けば何か変えて次に臨みたいもの。前回とは違うから、今度こそうまく行くと思う。
結果論ではあるものの、メンタル面で安心材料が増えればそれだけで血管の収縮は和らぎます。(緊張すると手冷たくなりますよね、あれは血管が収縮している状態です。)
厳密に何回流産すれば…とか、何週までいけたら…とか、一度でも流産すれば検査したい人には受けさせてあげてほしい。
医学的に1回や2回は偶然と考えることも分かるんだけど、あと何回流産すれば…と指折り数えさせることはさせたくないものです。
苦しんでる患者さまの選択肢を増やしてあげてほしい。
検査が受けたければ、受けさせてあげたい。