自然から刺激へ、再度自然へ転院①
刺激から自然系へ
行かれた患者さまのお話。
詳細に言うと、自然系から刺激→自然系に行かれました。
はじめの自然系で採卵は必ずできていて、胚盤胞にもほぼなっていました。ただ、一つ全く着床しないことに疑問視
されておりそれをきっかけに刺激系でかつ様々な検査ができるだろうクリニックに行かれました。
着床障害と思われる要素はなく、そのまま採卵に入りました。
若干男性不妊という観点が気になっていたのもあり、先に男性不妊専門クリニックにて検査を受けたところ、
直進運動率が低い・正常精子数が少ない
このクリニックで採精→洗浄し採卵日に合わせてクリニックに持ち込むという方法で行くことになりました。
精子の問題はこれで一応片付いたので、採卵へコマを進めます。
刺激をすること自体が初めてだったので、副作用等心配でしたがOHSSになることもなく8個(M2・M1合わせて)採れました。自然でそれだけ採れることはなかったから喜びも大きかったです。
(受精は両クリニックともふりかけで問題ないと仰ってたので、ふりかけで受精。でも4個しか受精しなかったのを見るとsplitでも良かったのかもしれません・・・というのは後の祭りですが。)
結果、初期胚1個・胚盤胞1個凍結。
欲を言えばもっと凍結できたらとは思いましたが、なかなかそこは難しいもの。ご本人的にも納得はいかない様子でしたが初めて2段階移植もできるわけなのでと気持ちを切り替えました。
いざ移植へ。以前の自然系で1度かすった時は自然周期で移植だったので今回もそれを採用し移植周期に入りました。
ホルモン値・子宮内膜共に問題はなく2段階移植を試みました。
(移植後の注射が四苦八苦されていましたが、青あざと戦いつつ頑張ってもらいました。座薬も辛いですよね・・・。本当頭がさがる思いです。)
結果は・・・、β−hCG:0
クリニックの先生も自信があったんだと思います。なぜうまくいかなかったのかは分からない。これ以上やりようがないから、続けてやってもらう以外に方法はないとのこと。
治療されている方からすると慣れた言葉かもしれませんが、何の対策もなく漫然と続けろというのはあまりにも酷な話です。
そのあと色々話してみて・・・
・刺激なのに、採れたは採れたけど移植可能な胚は2個だった
→やっぱり刺激だと採れると思う方が多いので、確かにショックですね。。
・とにかく薬が辛かった
→移植が終わってリセットされても、卵巣の腫れが治らない。あとは採卵時の麻酔で意識が無くなったりと怖かったから等。
・今回のトータル治療費で、自然系だったら2回ないし3回はできる
→薬の量や2段階移植・精子選別や持ち込みによる費用等かなり嵩んだ模様。
時は金なりともいうけど・・・
・ERAを推奨されず。
→1度着床の経緯があったのと、かなり前に自然妊娠もしていた。そこから窓のズレは特に指摘されず結局検査はせず。なんかやってもいいような気がしたんですけどね。。
やっぱり、クリニック戻すか・・・という話に結論至りました。
元に戻るか、別のクリニックにするかをここから話し合いが続きます。
続きはまた次回書きます!
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