プロゲステロン製剤あれこれ
買い占め戦争に早々に離脱しましたが、やはり日々食べ過ぎなんだろうと思う。
そういう意味でも少し、食事量を減らして、本当に必要なものを食べることが健康に繋がるような気がする。
危機的状況にならないと気づかないこともたくさんあるし、良い機会です。
食事内容や食事量について見直しするのも新しい発見がありそうです。
都内近郊は外出禁止となっておりますが、それでも明日・明後日と採卵や移植があるので、以前の台風のように電車が止まるような計画運休がないことを祈ります。。もはやタクシーの移動も危ぶまれているので、電車は動いて欲しいものです。
そんな今日は、移植当日にいらっしゃった患者さま。
こんな状況下で移植に臨むのも・・・と思われる方もいらっしゃいますが、こんな時期だからこそ治療はできるなら進めた方が良いです、と皆さんには伝えています。
さて、移植日本日のホルモン値。
E2:204
P4:24.8
自然周期なのに、ホルモン値はすこぶる良いです。排卵のトリガー後は、お薬も補充したけどP4が高い。
高くて問題がある訳じゃないですが、まぁ膣座薬が良く効くのかな。
良くあるルティナスや、ジェルのワンクリノンなんかでここまで上がってくる方はあまりお見かけしませんが、
”ルテウム”はすごい!
眠気も半端じゃないと思いますが・・・(黄体ホルモンですしね)
ちなみに各々の配合量ですが。(一錠あたりの量)
ルティナス:100mg (1日3回だと300mg)
ウトロゲスタン:200mg(1日3回だと600mg)
ワンクリノン:90mg(1日1回で90mg)
ルテウム:400mg(1日2回で800mg)
数値通りですが、やはりルティナスやワンクリノンは量が少ないです。都内ではこの2つは、自然なクリニックではよく処方されているイメージです。刺激寄りなクリニックは、ウトロゲスタン・ルテウムの印象が強いです。
クリニックと先生の方針にもよりますが、ルティナスだけではあんまり上がりが良くない方もいますし、薬を変えて試す価値はあるかと思います。P4の上がりが悪くて妊娠維持できなかったなんてことは避けたいですからね。
この患者さまは1年前に転院され初の移植です。というのも、前のクリニックで妊娠したけど流産してしまいその後なかなか妊活に戻れずようやくの移植です。ポリープの手術や、β-hcgが下がらなかったり・・・なかなか進まなかったのです。
以前のクリニックでは4回とも着床していたので、そこがなんとも難しく、うまくいっても継続するかが分かりません。
次回の結果次第で色々検討していかなくてはいけない今回の移植。
もう何もせずに次へ進みたいものです。
うまくいきますように。