ドミノ移植なら妊娠する?
移植の方法も、様々な方法があります。
自然排卵させて移植する方法や、移植前からホルモン剤を入れて環境を整えたり…
数日前に採卵した卵を移植する場合(新鮮胚移植)や、前の周期に採卵した卵を移植する場合(凍結胚移植)、異なる時系列の卵を段階に分けて移植したり(二段階移植)、複数個戻したり(二個移植)・・・
その中でも、ドミノ移植と呼ばれる方法。
ドミノ移植とは…。
同じ周期に採卵・移植するという意味では新鮮胚移植と同じです。なので、高刺激で採卵はしないです。あくまで自然かクロミッドorレトロゾール周期で臨むのが一般的ではないでしょうか。
ただ、凍結胚がある状態で臨むのがこのドミノ。採卵した卵を分割胚・胚盤胞として戻せる状況にあればそれを移植、戻せる状況になければ(移植可能な胚に到達していない)凍結されている胚を移植する。
採卵することでもしそのまま移植できれば、凍結胚はそのまま保管できるので安心です。
着床してもしなくても、1個卵があるから採卵しなくて大丈夫!とか。何せ保険ができるので安心な訳です。
安心な保険は欲しいもの。
ただ現実そんなに甘くはないようで・・・
採卵周期と移植周期
採卵は採卵に集中した方が卵が採れる可能性があり、(自然よりは少し刺激した方が卵は育ちますからね。)移植も同様に移植に集中した方がうまくいくことが多い印象です。(あくまで個人の見解ですが。)
移植周期も採卵と同様に、採卵モードの状態ですぐに移植モードに切り替えることが難しいのか、なんかうまくいかないことが多いです。
採卵できたけど、育たなかったこともあり。
採卵はできたけど、移植できる状態(ホルモン値や内膜の厚さ)になかったりとか。
でも、ドミノでなら100発100中の方もいました。
採卵と移植が別々の時はかすりもしないのに、ドミノなら陽性。
なんとも不思議ですが、第1子・第2子とドミノでうまくいかれた方もいます。
移植の方法で妊娠率に変動はあったり、その患者さまにとって方法が合う合わないがあります。
同じやり方をずっと続けていてうまくいかない場合もあるので、そこは思い切ってやり方を変えてみるとうまくいく例もあります。
クリニックによっての方針があるので何とも言えない部分もありますが、なかなかうまくいかない方は先生に相談してみるのも良いかもしれません。