全粒粉で内膜育つの?

全粒粉

 
あまり積極的に摂取しませんが、全粒粉やマクロビ、有機・オーガニックというワードを目にすると、体にいい!と思ってしまうところがありますね。
特に栄養価とか、何にいいのかは分かりませんが、ワードに騙されますね。
 
クリニックのブログで面白い記事があったので、それについて書いてみたいと思います。
 
全粒粉とは…
小麦粉の一種。小麦の表皮、胚芽、胚乳をすべて粉にしたものである。 胚乳だけを用いる通常の小麦粉と比べ栄養価が高く、薄力粉と比較して3倍程度の食物繊維や鉄分を含み、ビタミンB1の含有量も高い。そのため、健康を目的として用いられることも多い。 不純物を多く含むため、粉の色はやや茶褐色を帯びる。(Wikipediaより)
 
皮やなんやと含まれている為、粉になっていれば気になりませんがなめらかな小麦粉とは程遠い状態です。食物繊維も豊富だし、栄養価も高いですがやはり小麦粉よりは消化に時間がかかります。
消化に負担になり過ぎる可能性も無きにしもあらずなので、食べ過ぎは注意です。
 
さて。
全粒粉の摂取量に応じて、摂取量が多い群と少ない群で生産率を比較したところ53%・35%という開きがあり、有意差を認めたそうです。
 
この2つの群で比べてみたのが、”子宮内膜”。
 
全粒粉を多く摂取することで子宮内膜が厚くなる。
着床しやすくなり、妊娠率、出産率が高まるというもの。
 
この研究では、
1日あたり 全粒粉摂取量を28g増加させると内膜の厚さが0.4mm厚くなる
とされています。
 
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全粒粉のデメリットって何だろうと調べてみました。
 
話は変わって、血糖値の話です。
 
白い食パンを食べる群・全粒粉のパンを食べる群
血糖値を測ったところ、どちらも有意に差はない結果だった…という研究もあり。
グループ毎の結果だと有意さは出ませんでしたが、一人一人での結果を見ると興味深いことが分かりました。
白い食パンで血糖値が上がる人もいれば上がらない人もいたり、全粒粉も同様の結果が出ていました。
つまり、個々によって血糖値の上昇は変わることがこの研究で分かったようです。
 
なぜ血糖値の話?
妊娠中での血糖値の話はよく出てきますが、妊活中も血糖値の状態で妊娠するしないという統計は出ています。
 
最も妊娠までの期間が短い空腹時血糖値は70.2~88.02mg/dl
(通常:70~100mg/dl)
 
血糖値が上昇するほどに、妊娠が遠のきます。
 
話がとびとびですが…
つまり、
子宮内膜を厚くしたいから全粒粉を摂る、は有効であって間違いではない。
でも、全粒粉を摂取して血糖値が上昇する人がいる。
結果、血糖値が上昇して妊娠しづらくなる。
 
あー、なんだこれという話になってきました。
 
私個人的に思うことは、
何かを食べ過ぎることの怖さがあるということ。
 
良いと言われているものを食べたとしても、その人によって合っていなければ効果がないだけなら良いのですが、
逆効果になることが恐ろしいです。
食べ物に関しては、腸内環境の問題もあり吸収されるかどうかにも関わってきます。
 
偏り過ぎず、食べること。
移植時期に全粒粉を少し増やしてみること。
決して食べ過ぎないよう、時期によって食事を変えてみるのがお勧めです。

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