ラクトフェリンと妊娠の関係

”ラクトフェリン”

これって母乳成分じゃなかったっけ??と最初思ったんですよね。

母乳だけではなく、涙や汗なんかにも含まれています。

これが妊娠に重要という・・・。あんまりピンとこないですね。

 

妊娠しないと一口に言っても、その要因は様々です。

卵子や精子の要素も大きいけど、子宮内環境もとても重要です。

言い出すとキリがないですが、着床するまでもかなり大変です。そもそも卵と精子がお腹の中で出会えているかも謎だし、

出会って受精したのか、そのあと分割して成長したのか、胚盤胞まで進んだのかも分からないし・・・。

どこで何が原因でストップしているのかわからないので、もしかしてと思う部分は潰すしかないのが現状です。

色んな原因の中の一つに、子宮内環境がある・・・と受け取ってもらえればと思います。

 

女性の膣内は、善玉菌で良い環境に保たれています。

悪さをする菌が増殖しないように、善玉菌が良い環境を作り感染症から膣を守っています。

膣カンジタにかかったことのある方は経験あるかと思いますが、かゆみとボロボロしたおりものが出て不快なものです。カンジタは、体調を崩したり抗生物質を服用することで発症する場合があります。あれは、膣内の環境が乱れた結果として起きること。善玉菌が減っちゃうと、環境が悪くなり膣内を良い状態でキープできなくなります。

 

話を戻しますが。

この膣内の環境は、子宮内の環境とも同様に考えられることが最近になって知られるようになりました。

子宮内は着床の期間中、細菌環境(善玉菌や悪玉菌)はバランスの良い状態で保たれていますが、善玉菌が少なくなることで着床に不利な状況になってしまいます。

たとえ着床しても継続しない、その後の経過までもが不良になることもあり、子宮内の環境はとても重要であることが分かります。卵でも精子でもない、子宮環境の状態が悪いことで妊娠しない可能性が考えられます。

 

膣内や子宮内の環境をよくするべく、最初に出てきたラクトフェリンが重要になってきます。

あんまり長々と書いても仕方ないので、簡潔に。

ラクトフェリンは、細菌が生きていくことや増殖するために必要な鉄分を奪う作用があります。

つまり、細菌が生きていくのにラクトフェリンはかなり邪魔な存在というわけです。

ラクトフェリンがあれば、細菌に阻害されず良い環境を保つことができます。

 

以前に書きました子宮内膜炎。

過去ブログ→慢性子宮内膜炎、手術が良い?

 

これもラクトフェリンの効果で防ぐことが可能です。

ラクトフェリンは子宮内膜に多く存在します。ラクトフェリンを服用することで、膣内や子宮内に善玉菌を増やすことができるので、カンジダ症や子宮内膜炎の治療にもなります。

ラクトフェリンのサプリメントも大体3ヶ月くらいは服用しないと効果がないので、毎日しっかり摂取することも大事ですが…個人的にはラクトフェリンの膣座薬が効果絶大な気がします。

移植前に座薬を入れて、あっさり妊娠できた方がいました。

どうもサプリメントでは、ラクトフェリンの値が上がらなかったので座薬の方が合っていただけなのかもしれませんが。

 

胃や腸を通過することを考えると、腸内環境が良好でなければちゃんと吸収できないんじゃないのかな…と。

という疑問から、座薬はいい案だと思います。

 

ラクトフェリンヨーグルトでは正直、ラクトフェリン足りない…

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